メンバー

山下 祐三 Yuzo Yamashita

短・長繊維など難素材をも活かしきるベルベット技術を用いて、著名なテキスタイルデザイナーの依頼に応え続ける。近年、MILANO UNICA(イタリア)へ出展し海外のハイブランドへ販路を展開。
1988年、株式会社山崎ビロード入社。2017年、代表取締役就任。2019年、BATTAN BATTAN設立。受賞歴として、1993年、ジャパンテキスタイルコンテスト・婦人服地部門フィニッシュ賞。2010年、ジャパンテキスタイルコンテスト準グランプリ。

山﨑 昌二 Masaji Yamazaki

会社設立直後より取り組み始めたデザイナーとの素材開発でベルベットの新たな領域を拓く。難素材を活かしきる高い技術力が、現在の基盤となっている。1980年代後半には、それまでの伝統的な服飾を打ち破った数々のDCブランドから寵愛を受けた。信念は「人のできないことを伸ばす」。
1962年、ビロード織物業創業。1987年、山崎ビロード工業株式会社設立。2002年、会長就任。受賞歴として、1997年、東京テキスタイルデザインコンテスト・繊研新聞社賞および佳作入賞。1998年、Structure and Surface出展(ニューヨーク近代美術館)、2点永久収蔵。2019年11月、過去に繊維分野で受賞者のいない「卓越した技術者(現代の名工)」に選出。

澤田 真介 Shinsuke Sawada

「カラミ織り」の技術を追求することで、主軸商品である法衣織物を高質化しつつ、昨今欧州・ニューヨークを中心に世界で高まる薄物の需要に対応。日本で唯一和紙漉き用絹紗を手掛け、和紙文化の保全の一翼を担っている。近年、MILANO UNICA(イタリア)へ出展し海外のハイブランドへ販路を展開。
2007年、株式会社織工房風美舎入社。2018年、代表取締役就任。2019年、BATTAN BATTAN設立。受賞歴として、2018年、ジャパンテキスタイルコンテスト2018優秀賞。2019年、繊維技術功績賞。

澤田 勝 Masaru Sawada

「機械ではなく、技術で織る」をモットーに先代が創立した会社を継承後、自らも誰もやっていない分野を標榜。2002年に社名を織工房風美舎へ変更し、独自技術「カラミ織り」の研究を推進するとともに自販ルートを開拓、多様な商品創造へ。高品質で織り面の良い法衣は京都での評価を獲得し、今に続いている。さらに、カラミ織物の生地を活用した「モアレマジック」を開発した。
1963年、澤田織布入社。1973年、澤田織布株式会社設立と同時に専務取締役就任。1980年、代表取締役就任。2002年、社名を株式会社織工房風美舎変更。2009年、福井県繊維技術功労者賞。

東野 晃典 Akinori Hiagashino

四季豊かで湿潤な福井独特の風土に育まれた伝統の織り工法「ぬれよこ羽二重」を継承。主に高級和装胴裏地用として大手百貨店などでの販売を展開している。近年は、織布のみならず、自社商品の開発も実施。ストールやハンカチ、シュシュ、洗顔ミトンなどの企画・製造・販売を行っている。日々、現場で技術を守り続けているからこそ次の福井の伝統を生み出せると自負する。
2000年、合資会社東野東吉機業場入社。2008年、代表取締役就任。2019年、BATTAN BATTAN設立。

東野 薫 Kaoru Hiagashino

東野東吉織物の4代目として技術継承とともに、国内外のイベント・展示会への出展など周知活動にも尽力。また地域の産業振興活動にも精力的に参加し、2006年から2010年には勝山織物工業協働組合理事長を、2013年には勝山市繊維協会理事長を務めた。
1967年、合資会社東野機業場入社。1971年、代表取締役就任。同年、社名を合資会社東野東吉機業場へ変更。2007年、社名を株式会社東野東吉織物へ変更。2008年、取締役会長就任。受賞歴として、2007年、経済産業省近代化産業遺産認定(工場)。2011年、勝山市産業功労者。2013年、福井県繊維技術功労者。